今日の1本は「シャトー・メルシャン 勝沼 ミルズ・リザーブ」です。和食の甘辛い味つけが恋しくなる10月下旬に、醤油や味噌と相性のよい日本の赤ワインとして選びました。
秋が深まると、豚の角煮のようにじっくり煮込んだ料理がおいしい季節です。ただ、こうした料理は味が濃く、渋みの強い赤ワインだと少し重たく感じることもあります。そこで、和の味つけになじみやすい日本ワインの赤から、この1本を取り上げます。
どんなワインか
シャトー・メルシャンは、山梨県の勝沼に拠点を置く、日本ワインを代表する造り手のひとつです。この銘柄は、ブドウの産地を地域でまとめた「ミルズ・リザーブ」というシリーズに位置づけられる赤ワインです。メルローという品種を中心にしたワインとして紹介されることが多く、メルローは丸みのある果実味と、やわらかな渋みが特徴の黒ブドウです。
「日本ワイン」とは、国産ブドウだけを使い、日本国内で造られたワインを指します。輸入原料を使った「国産ワイン」とは区別されます。なお、細かなブドウの比率や仕様は変わることがあるため、購入時はラベルや公式情報をご確認ください。
味わいの特徴
一般的なスタイルとしては、熟したプラムやブラックチェリーのような果実の香りに、ほのかな樽(たる)由来の香ばしさが重なります。渋み(タンニン)はおだやかで、酸味も穏やかにまとまり、全体としてやわらかい口当たりが持ち味です。ミディアムボディ(中程度の重さ)で、重すぎないため、普段のごはんにも合わせやすいタイプといえます。
旬の豚の角煮と合わせる
豚の角煮は、脂のコクと醤油・みりんの甘辛さが特徴です。メルローの熟した果実味は甘辛い味つけと調和し、やわらかな渋みが脂の重さをほどよく流してくれます。強すぎない樽香は、醤油の香ばしさともなじみます。
- 豚の角煮:しょうがを効かせて煮ると、ワインの果実味と好相性です。
- さつまいもの甘辛煮や照り焼き:秋らしい甘みが、赤ワインのやわらかさとよく合います。
- きのこと豚肉の味噌炒め:味噌のコクが、ワインの樽香と寄り添います。
おいしく飲むコツ
- 温度:冷やしすぎず、16〜18℃前後がおすすめです。冷蔵庫に30分ほど入れてから出すと、ちょうどよくなります。
- グラス:丸みのある大きめの赤ワイン用グラスだと、香りが広がります。
- 開けてから:開栓後、15〜30分ほどおくと香りがなじみやすくなります。飲み残しはコルクやキャップをして冷蔵庫で保管し、早めに楽しみましょう。
お酒は20歳になってから、飲み過ぎない範囲で、料理とともにゆっくり味わってください。
よくある質問
Q. シャトー・メルシャン 勝沼 ミルズ・リザーブはどんな味ですか?
熟した黒い果実の風味と、やわらかな渋み、ほのかな樽の香りが特徴の、バランスのよい赤ワインというのが一般的な印象です。
Q. シャトー・メルシャン 勝沼 ミルズ・リザーブは冷やして飲んでもよいですか?
よく冷やしすぎると香りが閉じやすいため、軽く冷やす程度がおすすめです。16〜18℃前後を目安にしてください。
Q. シャトー・メルシャン 勝沼 ミルズ・リザーブは和食に合いますか?
渋みがおだやかで果実味が豊かなため、醤油や味噌を使った煮込み、照り焼きなどの和食とも合わせやすいワインです。