今日の1本は「サンタ・マルゲリータ ピノ・グリージョ」です。柑橘を思わせる爽やかな酸ときれいな辛口の味わいが、脂ののった旬のさんまをすっきり引き立ててくれます。
10月下旬は、さんまがおいしい季節です。炭火や魚焼きグリルで焼いた塩焼きは、皮目の香ばしさと身の脂が魅力ですが、ワインを合わせるなら、脂を洗い流してくれる軽快な白がぴったりです。
赤ワインだと渋みが魚の内臓の苦みと重なって、生臭さを感じやすいことがあります。その点、このピノ・グリージョのようなクセの少ない辛口白なら、さんまの風味を邪魔せずに楽しめます。
どんなワインか
サンタ・マルゲリータは、イタリア北東部のヴェネト州に拠点を置く、日本でもおなじみの生産者です。ピノ・グリージョを世界に広めた造り手のひとつとして知られ、酒販店や通販でも見かけやすい定番銘柄です。
使われている品種は、名前のとおりピノ・グリージョ。フランスではピノ・グリと呼ばれる白ブドウで、イタリア北部で広く栽培されています。ブドウの皮がややピンクがかった色をしているのが特徴です。
タイプは辛口の白ワインです。オーク樽の香りを強くつけるタイプではなく、ブドウ本来の果実味と爽やかさを大切にしたスタイルとされています。
味わいの特徴
一般的なスタイルとして、洋梨や青りんご、レモンやグレープフルーツのような柑橘を思わせる香りがあります。ほのかに白い花やハーブのようなニュアンスを感じる方もいるでしょう。
口に含むと、酸味は穏やかでありながらきれいに引き締まり、後味はすっきりとドライです。ボディ(口当たりの重さ)は軽めから中程度で、食事の邪魔をしにくい点が魅力です。
「酸っぱすぎる白は苦手」「クセの強いワインは難しい」という初心者の方でも飲みやすく、和食にも洋食にも合わせやすい万能型といえます。
旬のさんまと合わせる
さんまは脂が多く、わたの苦みも持つ魚です。ピノ・グリージョの爽やかな酸が口の中の脂をさっと切ってくれるため、次のひと口もおいしく味わえます。また、柑橘のような香りは、さんまに添える酢橘やレモンと自然につながります。
家庭で作りやすい組み合わせを紹介します。
- さんまの塩焼き 酢橘(すだち)添え:定番の一品です。焼き上がりに酢橘やレモンをたっぷり絞ると、ワインの柑橘感とよく調和します。大根おろしを添えると、さらにさっぱり楽しめます。
- さんまのレモンバターソテー:3枚におろしたさんまに小麦粉を薄くまぶし、バターで焼いてレモン汁をかけます。バターのコクをワインの酸味が受け止めてくれます。
- さんまのカルパッチョ風:新鮮なさんまが手に入ったら、薄切りにしてオリーブオイル、塩、レモン、粗びき黒こしょうで和えます。刺身を扱うときは、鮮度と衛生に十分注意してください。
どの料理も、味つけはシンプルにして素材の風味を生かすのがコツです。濃いタレやしょうゆで強く味をつけるより、塩と柑橘でいただくほうがワインとの相性はよくなります。
おいしく飲むコツ
温度:冷やしすぎると香りが閉じてしまうため、8〜10℃くらいがおすすめです。冷蔵庫でしっかり冷やしたあと、飲む少し前に出しておくと、香りが立ちやすくなります。
グラス:白ワイン用の、あまり大きすぎないチューリップ型のグラスが向いています。注ぐ量は少なめにして、冷たさと香りを保ちましょう。
開けてからの扱い:飲み切れなかった場合は、栓をして冷蔵庫で保存し、できるだけ早めに飲んでください。時間がたつとフレッシュな香りが弱まるため、できればその日か翌日までに楽しむのがおすすめです。
なお、お酒は20歳になってから。妊娠中・授乳中の方、運転する方は飲まないようにしましょう。飲む量は無理のない範囲にして、食事とゆっくり楽しんでください。
よくある質問
Q. サンタ・マルゲリータ ピノ・グリージョはどんな味ですか?
辛口で、洋梨や柑橘のような果実味と、すっきりした後味が特徴です。重たさや強いクセが少なく、食事に合わせやすい白ワインとして親しまれています。
Q. サンタ・マルゲリータ ピノ・グリージョはさんま以外に何と合いますか?
あじやいわしなどの青魚のほか、白身魚のフライ、鶏肉のレモン焼き、シーフードのパスタやサラダなど、軽めの料理全般と合わせやすいです。
Q. サンタ・マルゲリータ ピノ・グリージョはどのくらい冷やして飲むのがよいですか?
目安は8〜10℃です。冷蔵庫から出して少し置き、グラスに注いだときに香りが感じられるくらいが飲みごろです。冷たすぎると香りが控えめになるので、お好みで調整してください。