今日の1本は「ヴーヴ・クリコ イエローラベル ブリュット」です。甘みが増して火を通すととろりとやわらかくなる旬の白菜に、このシャンパーニュのコクと穏やかな酸味がよく寄り添います。
11月に入ると白菜が店頭に並び、鍋や煮物の出番が増えてきます。白菜はクセが少なく、加熱するとやさしい甘みが出る野菜です。バターやクリーム、豚肉のうまみを重ねても、持ち味を邪魔しません。
そうした温かい家庭料理に合わせるなら、軽すぎない泡がおすすめです。イエローラベルは、しっかりした骨格とふくよかな香りがあり、食事の途中で飲んでも負けにくいシャンパーニュとして知られています。
どんなワインか
ヴーヴ・クリコは、フランス北東部シャンパーニュ地方のランスに拠点を置く、世界的に知られるシャンパーニュ・ハウス(醸造元)です。鮮やかな黄色のラベルがトレードマークで、日本でも百貨店、量販店、ネットショップなどで見かけやすい定番の銘柄です。
「イエローラベル ブリュット」は、ノン・ヴィンテージ(複数年のワインをブレンドする、毎年安定した味を目指すタイプ)の看板キュヴェです。品種はピノ・ノワールを中心に、ムニエ、シャルドネをブレンドするスタイルとして知られています。「ブリュット」は辛口を表す表示です。
シャンパーニュとは、シャンパーニュ地方で定められた条件のもとに造られるスパークリングワインだけが名乗れる名前です。瓶の中で二次発酵をさせる伝統的な製法で造られ、きめ細かな泡と複雑な風味が特徴です。
味わいの特徴
一般的なスタイルとして、黒ぶどうのピノ・ノワールが中心なので、白い花や柑橘だけでなく、熟したりんごや洋梨、ブリオッシュ(バター風味のパン)やトーストのような香ばしい香りが感じられるとされています。口に含むと、泡は細かくクリーミーで、ふくよかさと引き締まった酸味のバランスが取れた辛口です。
軽快なタイプのスパークリングに比べると、味わいに厚みがあります。そのぶん、料理と合わせたときにも存在感が負けにくいのが魅力です。ただし、感じ方には個人差があるため、あくまで目安として楽しんでください。
旬の白菜と合わせる
白菜は加熱すると水分を含んでとろりとやわらかくなり、ほのかな甘みが出ます。この甘みとやさしい食感に、イエローラベルのクリーミーな泡とコクが重なり、ふくらみのある組み合わせになります。また、バターや乳製品を使った料理には、泡の爽快感が口の中をさっぱりさせてくれます。
家庭で作りやすい料理例を3つ挙げます。
- 白菜のクリーム煮: 豚肉や鶏肉と白菜を炒め、牛乳と少量の生クリームで煮ます。塩こしょうだけの控えめな味付けにすると、シャンパーニュの風味が引き立ちます。
- 白菜と豚バラのミルフィーユ蒸し: 白菜と豚バラ薄切りを交互に重ね、酒を少し振って蒸します。ポン酢よりも、塩とレモンで食べると合わせやすくなります。
- 白菜とベーコンのグラタン: 炒めた白菜とベーコンをホワイトソースであえ、チーズをのせて焼きます。香ばしく焼けたチーズと泡の相性は抜群です。
どの料理も、味付けを濃くしすぎず、素材の甘みを生かすのがポイントです。
おいしく飲むコツ
- 温度: 6〜8℃くらいが目安です。冷やしすぎると香りが閉じてしまうので、飲む2〜3時間前に冷蔵庫に入れ、氷水で急冷するのは避けましょう。
- グラス: 細いフルート型よりも、やや口の広い白ワイン用のグラスを使うと、香りが広がりやすくなります。泡を楽しみたいときは、フルートでも構いません。
- 開け方: 栓は手でしっかり押さえながら、ゆっくりひねるようにして開けます。ポンと大きな音を立てないほうが、泡を保てて安全です。
- 開けたあと: スパークリング専用の栓をして冷蔵庫に入れ、なるべく早めに飲み切りましょう。
お酒は20歳になってから。飲む量は適度にして、運転前や妊娠中・授乳中の飲酒は避けてください。
よくある質問
Q. ヴーヴ・クリコ イエローラベル ブリュットはどんな味ですか?
辛口で、りんごや洋梨、ブリオッシュを思わせる香りとコクがある味わいが一般的です。きめ細かな泡と、しっかりした酸味のバランスが特徴です。
Q. ヴーヴ・クリコ イエローラベル ブリュットは食事と一緒に楽しめますか?
楽しめます。味わいに厚みがあるため、白菜のクリーム煮や蒸し豚のような、やさしい味のあたたかい料理とよく合います。乾杯だけでなく、食事中にも向いています。
Q. ヴーヴ・クリコ イエローラベル ブリュットは開けたあとどれくらい持ちますか?
泡は時間とともに抜けやすいため、できるだけ当日中に飲み切るのがおすすめです。残す場合は、専用の栓をして冷蔵庫で保管し、早めに楽しんでください。