秋の風が少し冷たくなり、食卓に脂ののった魚が並ぶ季節になりました。中でも戻り鰹は、皮目を香ばしく焼いて薬味をたっぷりのせる「たたき」が身近なごちそう。濃い旨みと香ばしさ、そこに柑橘を絞ると一気に味が締まります。
今日は、その「柑橘を絞ったような清々しさ」をグラスの中に持つ1本、シャトー・マルス 甲州 きいろ香をご紹介します。甲州らしいやわらかな酸と、白い花やレモン、ライムを思わせるアロマが魅力。和食との相性に定評があり、帰ってすぐの平日ごはんにも、ゆったりした週末の晩酌にも活躍してくれます。
どんなワインか
- 生産者: 本坊酒造 マルス山梨ワイナリー(山梨を拠点とする老舗。焼酎・ウイスキーでも知られるメーカーのワイン部門)
- 産地: 日本・山梨県
- 品種: 甲州(日本固有の白ぶどう。穏やかな酸と繊細な香りが特徴)
- タイプ: 白・辛口(甘さを抑え、食事に寄り添うスタイル)
甲州の爽やかな香りを引き出すため、ぶどうの皮に由来する柑橘系のアロマがきれいに表れやすい造りを採用したキュヴェです。ボディは軽やか〜中程度で、和食の出汁や薬味を邪魔せず、後味にほのかな苦みが残って味をまとめます。
味わいの特徴
このワインの第一印象は、レモンやすだち、白い花、青りんごのような爽快な香り。口に含むと、穏やかな酸がスッと通り、塩味や出汁の旨みと相性の良いミネラル感が感じられます。甲州らしい繊細さの中に、ほんのりとグレープフルーツの白皮のような心地よい苦みがあり、食後の口中をリセットしてくれるのが魅力です。樽の主張は控えめ〜ほぼ無しで、香りの透明感が前面に出る印象です。
旬の戻り鰹と合わせる
戻り鰹のたたきは、脂のコクと香ばしさ、薬味の清涼感が同居する料理。シャトー・マルス 甲州 きいろ香のレモンやすだちを思わせるアロマが、たたきに添える柑橘やポン酢と調和し、旨みを引き立てつつ後味を軽やかにします。ほのかな苦みは、藁焼きやフライパンでついた香ばしさと相性がよく、口中の脂を整えてもう一口誘います。
家庭での合わせ方の例:
- 戻り鰹のたたき・ポン酢仕立て: 仕上げにすだちをひと絞り。ワインの香りと味が一直線にリンクします。
- かつおのカルパッチョ風: オリーブオイル少量、塩、レモン、おろし生姜。和洋ミックスでも馴染みます。
- しめ鯖と香味野菜: 酸と塩のバランスが近く、ワインのミネラル感がきれいに寄り添います。
同じ系統で試したい料理は、秋刀魚の塩焼きに大根おろしとすだち、焼きなすの生姜醤油、ゆでだこの薄切りにレモンと塩など。いずれも柑橘や薬味が鍵で、ワインの爽快さが生きます。
おいしく飲むコツ
- 温度: 8〜10℃前後のやや冷えた温度から。冷蔵庫でしっかり冷やし、グラスの中で少し温度が上がると香りが開きます。冷えすぎると香りが感じにくくなるため、キンキンにしすぎないのがコツです。
- グラス: 香りを受け止める中ぶりの白ワイングラスや、ややすぼまったチューリップ型が向きます。小ぶりのワイングラスでも十分楽しめます。
- 開けてから: キャップを開けてすぐはシャープ、30分ほどで柑橘と白い花の香りが広がってきます。ボトルは冷蔵庫で立てて保存し、翌日までならフレッシュさを保ちやすい印象です。
よくある質問
Q. シャトー・マルス 甲州 きいろ香はどんな味ですか?
レモンやすだち、白い花の香りが爽やかで、酸は穏やか。ミネラル感とほのかな苦みが後味を引き締め、食事に寄り添う辛口の白です。
Q. シャトー・マルス 甲州 きいろ香はどんな料理に合いますか?
戻り鰹のたたき、しめ鯖、秋刀魚の塩焼きなどの青魚に好相性。生姜や大葉、柑橘、ポン酢といった薬味・調味と特に馴染みます。淡い味わいの和食全般にも合わせやすいです。
Q. シャトー・マルス 甲州 きいろ香は冷やしすぎても大丈夫ですか?
よく冷やすとシャープに楽しめますが、香りが感じにくくなることがあります。8〜10℃を目安に、グラスの中で少し温度が上がる過程を楽しむのがおすすめです。