今日の1本は「ペンフォールズ クヌンガ ヒル シラーズ カベルネ」です。熟した黒系果実の濃い果実味と、やわらかな渋みを持つ赤ワインなので、脂がのってコクの出てくる秋の鴨ロースにぴったりです。
11月に入り、肌寒さとともに鴨肉がおいしい季節になりました。鴨は牛肉や豚肉よりも香りが力強く、脂にも独特の甘みがあります。この個性に負けず、それでいて重すぎないワインを探すなら、オーストラリアの定番であるこの赤が心強い味方になります。ご家庭で作る鴨ロースや鴨と野菜の炒め物と一緒に、気軽に楽しんでみてください。
どんなワインか
生産者のペンフォールズは、オーストラリアを代表する老舗ワイナリーです。日本でもスーパーや量販店、ネットショップなどで見かける機会が多く、オーストラリアワインの入り口として親しまれています。
「クヌンガ ヒル」は、同社の中でも日常的に楽しめるシリーズです。この「シラーズ カベルネ」は、その名のとおり主体となる黒ぶどう品種「シラーズ」に、「カベルネ・ソーヴィニヨン」をブレンドしたタイプです。シラーズは、フランスでは「シラー」と呼ばれる品種で、濃い色合いとスパイシーな香りが特徴です。そこにカベルネ由来のしっかりした骨格が加わり、バランスのよい赤ワインに仕上げられています。主な産地は南オーストラリア州などの温暖な地域です。
味わいの特徴
一般的なスタイルとしては、ブラックベリーやプラムのような熟した黒い果実の香りに、バニラやほのかなスパイスのニュアンスが重なります。樽(オーク樽)で熟成させた風味によるものです。
口に含むと、果実味がしっかりしていて、ボリューム感のあるミディアム〜フルボディ寄りの味わいです。タンニン(渋み成分)は強すぎず、なめらかで、ワイン初心者の方にも飲みやすいと感じられるでしょう。酸味は穏やかで、全体に丸みのある印象です。ただし、味わいの感じ方は人それぞれですので、あくまで目安としてお考えください。
旬の鴨ロースと合わせる
鴨肉は赤身でありながら、皮の下に甘みのある脂があります。このコクのある脂を、ワインのタンニンと果実味が受け止めてくれるため、口の中がすっきりとして、次のひと口がまたおいしく感じられます。また、ワインのスパイシーな香りは、鴨の野性味のある風味とも相性がよいです。
家庭でできる簡単な料理例をご紹介します。
- 鴨ロースの薄切り:市販の鴨ロースを薄く切り、黒こしょうをひいて、そのままいただきます。わさびや柚子こしょうを少し添えても合います。
- 鴨と長ねぎの焼き物:フライパンで鴨肉の皮目をじっくり焼き、一緒に焼いた長ねぎを添えます。しょうゆとみりんを少量からめると、ワインとなじむ甘辛い味わいになります。
- 鴨肉のベリーソース:焼いた鴨に、ジャムを少し溶かしたソースをかけます。ワインの黒系果実の風味と響き合います。
鴨肉が手に入らないときは、牛肉のステーキや、甘辛いたれの焼き鳥でも楽しめます。
おいしく飲むコツ
温度:赤ワインは常温のままだと温度が高すぎることがあります。飲む30分ほど前に冷蔵庫に入れ、16〜18℃くらいを目安にすると、果実味と渋みのバランスが整いやすくなります。
グラス:口が少し広めの赤ワイン用グラスがおすすめです。空気に触れることで香りが立ちやすくなります。なければ、普通のグラスでも問題ありません。
開けてからの扱い:栓を開けてすぐは香りが閉じていることもあるので、グラスに注いで少し時間をおくと、まろやかさが出てきます。飲み残したら、栓をして冷蔵庫で保存し、早めに飲みきるようにしましょう。
お酒は20歳になってから。飲む量は無理のない範囲にとどめ、妊娠中・授乳中の方や、運転前の方は飲酒をお控えください。
よくある質問
Q. ペンフォールズ クヌンガ ヒル シラーズ カベルネはどんな味ですか?
黒系果実の熟した果実味と、バニラのような樽の香りが特徴の、なめらかなタイプの赤ワインです。渋みは穏やかで、飲みごたえはありつつも親しみやすい味わいと言われています。
Q. ペンフォールズ クヌンガ ヒル シラーズ カベルネには、どんな料理が合いますか?
鴨ロース、牛肉のステーキ、ハンバーグ、甘辛いたれの焼き鳥など、コクのある肉料理と好相性です。しょうゆやみりんを使った味つけの和風の肉料理とも合わせやすいです。
Q. ペンフォールズ クヌンガ ヒル シラーズ カベルネは冷やして飲んでもよいですか?
冷やしすぎると渋みが際立ち、香りも感じにくくなります。飲む30分ほど前に冷蔵庫に入れて、少し冷たさを抑えた状態で楽しむのがおすすめです。